- 社会人1年目で必要なことを学びたい方
- これから社会人になる学生さん
- これまでビジネス書を読まなかった若手社会人の方
学校を卒業したばかりなのに、社会に出たとたん学ぶことが沢山出てきます。
入社直後は職場の研修もあり大変かもしれませんが、仕事の基礎力(ビジネスOS)を高め、同じ仕事でもより高いレベルを目指すには、自己学習が欠かせません。
そこで、私が新人におすすめする本をご紹介していきます。
(実際、ここにある本を来年社会人になる娘にプレゼントしました。私の本棚から移動)
社会人1年目、最初に読みたいビジネスOSを高める本3選
最初は、ビジネス入門ということで、専門書ではなく仕事の基本を学べる本を3つ紹介します。
専門的な話ではなく、新人向けのビジネス入門書のようなライトな内容なので、ビジネス書を読んだことがない人はここから始めてみてはいかがでしょうか。
入社1年目の教科書
この本では、仕事に対する姿勢、行動指針を学べます。
仕事の3大原則
冒頭で紹介されている「仕事の3大原則」は、どんな仕事にも共通する大事な原則だと思います。
原則1:頼まれたことは、必ずやりきる
原則2:50点で構わないから早く出せ
原則3:つまらない仕事はない
また、著者が勧める行動指針が50個も紹介されています。あなたの職場に全て当てはまるとは限りませんが、読んでおくことで差がつくと思います。
私も社内で言っていたことがいくつもあって、「みんな(悩みが)同じなんだなぁ…」と思いました。
あなたの上司も思っているかもしれませんね。先回りして差をつけましょう!
マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書
この本は「仕事の本質」を理解するのに役立ちます。
一生使えるマッキンゼー流仕事術
「問題解決」については色々な書籍がありますが、今回は世界的に有名なコンサルタント企業であるマッキンゼーの新人が教え込まれる問題解決に関する本をご紹介します。
マッキンゼーは人材輩出会社としても有名で、同社を卒業した人たちが各界で大活躍しています。有名な方では、勝間和代さん(著述家、評論家)、大前研一さん(ビジネス・ブレークスルー代表取締役)、茂木敏充さん(衆議院議員)などがマッキンゼー出身です。
コンサル業に限らずあらゆる職業で問題解決力はコアスキルです。
問題解決というと、何やらおおごとな気がして「新人にそんなことが必要か?」と思うかもしれませんがそうではありません。どんな仕事も全て「問題解決の集合体」です。大きなものから小さなものまであらゆる仕事が問題解決といっても過言ではありません。
問題解決のスキルは実際に仕事を通じて身につけていく必要がありますが、その前に問題解決の概念を理解しておくと、”仕事の見え方”が変わってきます。つまり「仕事」を理解するのに大変役に立つと思います。
また、新人向けに分かりやすく解説されているので、本が苦手という方でも大丈夫だと思います。
この本では問題解決のフレームワークも紹介されていますが、個別のフレームワークについては別の専門書を参考にすればよいと思いますが、「こんなものがある」と知っておくと今後自分で勉強する際のヒントにもなります。
マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書 内容
プロフェッショナルの流儀
「マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書」P12-18大嶋祥誉(著),SBクリエイティブ
問題解決の基本プロセス
フレームワーク入門キット
情報の取扱い力
問題解決力を高める思考術
自分力の高め方
プロジェクトで結果を出す力
プレゼンの技術
この本で学べること
- 問題解決とは何か?
問題解決(仕事)の概念が身に付きます。 - 問題解決の基本手順が分かる
問題の特定、仮説設定、分析、解決策の立案という基本の流れが分かります。 - 困ったときの発想法が役に立つ
問題は簡単に解決できるとは限りません。そんなときにちょっとした発想の切り替えが大切です。 - 成果を出すためのヒントが得られる
著者おすすめの結果を出すためにやったことが紹介されています。
マンガでサクッと読むならこちら
会社では教えてもらえない 上に行く人の 報連相のキホン
これもビジネスパーソン必読の「報連相(報告・連絡・相談)」の話です。
報連相の重要性は上司になって本当に身に染みて分かるのですが、逆に部下の間は分かりにくいものです。分かりにくいからこそ能動的に学んで実践していくことが重要になってきます。
多くの会社で繰り返し報連相の指導をしていますが、それだけ困っているということです。
本当に報連相がしっかりしている人は安心して仕事を任せられるので、結果その人は速いスピードで伸びていきます。
キャッチコピーにある「『あの件どうなった?』と上司に言われたらオシマイ!」に思わず拍手したくらい、ポイントをついています。
休日に読みたい本
「ビジネス書ばかりだとしんどい」というあなたへ、それでも読書習慣は将来大きな財産となるので、ここでは楽しめてタメになる本を紹介します。
夢をかなえるゾウ
エンタメ小説です。とにかくガネーシャが面白い。漫談見てるみたい…そのうえ名言を吐く。
シリーズになっているので気に入ったら他も読んでみてください。
社会人1年目からの お金の教養
社会で絶対必要なのに学校で教えてくれないのがお金の話。
お金で失敗しないためには、お金についての基本をよく理解しておくことが重要です。
直接的な仕事のスキルではありませんが、自分の生活もビジネスもお金で回っているので、どちらにも役に立つ「お金の概念」をマスターしておけば、仕事でもとても役に立ちます。
プラスアルファで読んでおきたい本
「最初の3冊」を読んで余裕があれば、これも読んでおくと他の人と差が出るかも。
トヨタの伝え方
具体的な「コミュニケーション」に関するおすすめ本です。
ビジネスではコミュ力が大切と言われますが、「感じが良い人を演じる」ことではなく、ビジネスOSとしてのコミュニケーション技術を具体的かつ分かりやすく学べます。
・伝える前に「答え」を準備しておく
・必要事項を「紙1枚」にまとめる
など、実際の行為を題材に42の教えがあります。
上司視点の本ではありますが、逆に新人のうちに読んでおくと上司の意図も理解できて一挙両得です!
マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書
ロジカルシンキングもなんだか難しそうな話ですが、物事を整理・整頓して考える力だと思えば誰にでも理解できます。
ロジカルシンキングも専門書が沢山出ていますが、まずは入門編ということで新人向けに書かれたこの本で基本を理解しておきましょう。
まずはロジカルシンキングが難しいものでないということが分かるだけで、この本を読んだ価値が出ると思います。
どうしても文章が苦手という方は、こちらをどうぞ。
嫌われる勇気
仕事のストレス、人間関係など社会人になると悩みが多くなるのも現実です。そうした課題にもうまく対応できるメンタルを持つことも社会人になると大切になってきます。
悩みを理解(向き合う)することで心が楽になるかもしれません。
対話形式の文章なので、中には読みにくいと感じる人もいるかもしれませんので、書店でパラパラ見てから買ってみてください。
これで差がつく!社会人1年目におすすめ本のまとめ
- 入社1年目の教科書
- マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書
- 会社では教えてもらえない 上に行く人の 報連相のキホン
- 夢をかなえるゾウ
- 社会人1年目からのお金の教養
- トヨタの伝え方
- マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書
- 嫌われる勇気
最初の三冊はぜひ読んでもらいたいですが、読む順番は興味のあるものからで大丈夫です。
また、入社前の時間のあるときに読み進めるのもおすすめです。
何か読んでみようかと考えていた方は、この機会に一冊読んでみましょう。
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