20年で資産1000万円、30年なら2000万円も狙える積立投資

投資&ライフ
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年利4%で運用できれば、月3万の積立で資産2000万円

この記事は特に若い人に読んでもらいたいです。

一時期、「老後の2000万円問題」が話題になりました。ざっくりどういう問題かというと、平均的な人で、65歳時点に2000万円の貯えがないと年金だけでは生活が苦しくなるという問題です。

政府やマスコミが言う「平均的」が自分に当てはまるかは置いておいて、それでも全体的にみると年金だけでは安心できないということは言えてると思います。

「じゃあ、2000万円貯めるか」となるわけですが、具体的にどうやって貯めますか?

貯金ですか?

んーー貯金じゃ厳しいですよね。

ゼロ金利の現在だと、40年で2000万円貯金しようと思うと、毎月41,667円をコンスタントにためていく必要があります。(利子ゼロとして)

もし、あなたが35歳だとすると30年しかないので、毎月55,556円貯金する必要があります。しかも65歳まで一切手を付けないお金としてです・・・

「じゃぁどうする?」

ということで、今回は積立投資について説明したいと思います。

下の図は毎月3万円ずつ積み立てて、平均年4.0%で運用した場合の資産額の推移です。

図1:月3万円を年利4%で積み立てた場合のシミュレーション

20年後には1100万円、30年後には2000万円になっています。

これなら35歳の人でも十分間に合いますね。

グラフの青い部分が積み立てた元本、オレンジ色の部分が運用益です。年利4%だと30年でほぼ倍になる計算です。

(利息がつかない)貯金だと、3万円ずつ貯金しても青いグラフの1080万円しかたまらないということです。(もちろん金利が上がれば貯金にも利子がついてきますが)

これが、投資運用の一番のメリットです。

年利2%で2000万円貯めるには

今はもっと利回り低くない?

4%じゃないと2000万は無理?

Penta

じゃあ、逆に年利2%の場合で

必要な積立額を計算してみるか

結論からいうと、年利2%なら毎月4万円積み立てれば、30年で約2000万円です。

図2:月4万円を年利2%で積み立てた場合のシミュレーション

ちょびっと足りないけど…まぁいいか

でも、社会人1年目で毎月4万は無理!

Penta

これはあくまでもシミュレーションだから毎月同じ金額だけど、

例えば、2万円位から初めて、将来収入が上がってきたら積立額を上げていけばいいから

「時間」が最大の武器!若い人ほど複利の恩恵を受けられる

次に積立額を3万円に固定して、運用利回り別の金額推移を計算してみました。

図3:月額3万円の積み立てをした場合の平均利回毎の比較

「1%の差なんて…」と思っているかもしれませんが、1%の違いがものすごく大きいことが分かると思います。

さらに、時間が経てば経つほどその差が大きくなっていきます。

これが「投資は時間が最大の武器」と言われるゆえんです。

複利の効果をお判りいただけましたか?

利回り4% は夢物語か?

若い人は物心がついた時からゼロ金利の時代なので、「貯金しても増えない」が当たり前に思っているかもしれませんが、過去の金利を見てみると、金利が高かった時代もありました。

図4:5年物国債の金利推移(財務省のデータより筆者が作成)

でも、それって私が生まれる前の話でしょ

Penta

確かに日本ではそうだけど、世界を見ればこんなに低い金利はないから

図5:マネックス証券「2022年‐各国政策金利」(2022年12月21日確認)より筆者が編集
Penta

海外の政策金利はほとんど2%以上あるから、投資商品の利回りも下のようなイメージでベースアップするんだよ。

図6:政策金利と利回りのイメージ図

ということは海外の資産に投資しろってこと?

Penta

半分正解。

海外の商品が利回りが良いというのはその通り。

でも、海外の商品だと為替リスクが付いてくるから注意が必要なんだけど、それは一旦おいといて。

もう半分は、日本も利上げをすれば他の投資商品もリスクの分だけ利回りが良くないとバランスが取れなくなって、自然と利回りが良くなってくるということが言いたかった。

なるほどー

まぁ20年、30年あったら金利が上がるときもあれば、下がるときもあるってことね。

Penta

そういうこと

でも投資ってリスクもあるんだよね

Penta

もちろんリスクゼロではないよ。

でも、ここでも「時間」が大きく力を発揮してくるから下の図を見て

図7:NYダウ平均株価 過去データ(Investing.comよりデータをダウンロードし筆者が作成)
Penta

これは米国株の例。

株価は当然上がり下がりがあって、値下がりすると元本割れのリスクがあるけど、長期で見ると、途中で下げても結果的に上がっているんだよね。

他にも個別株だと倒産のリスクとか、国によっては国自体が破綻するリスクもあるけど、市場全体に連動するような商品なら、個別リスクは大きく低減できるからそういう商品を選ぶって方法もあるよ。

アメリカとか日本全体が破綻しなければいいってことか

Penta

んー何か違うような気がするけど…

まぁ、リスクは認識しながらも、現実よりも過大に恐れすぎないということも重要ってことかな

積立投資は、「ドルコスト平均法」によって値下がり局面では同じ金額で多く買えるというメリットがあるので、短期的な価格の上下に一喜一憂しないことも大切です。

まとめ

今回の記事では、「複利の効果」「時間が武器」であることを伝えたかったので、細かい部分は省略しましたが理解していただけましたか?

自分がそうだったんで偉そうなことは言えませんが、若い時には将来のお金の心配より目の前のことが優先で、「頑張って働いてお金を貯めればいい」とも思ってしまいます。

もちろん、若い時には仕事を頑張って収入を上げていくことはとても・・・重要なのですが、投資は時間がとても大きな武器になるので、早めに長期投資をスタートするのがおすすめです。

  • 時間をかければ月数万円で資産2000万円は可能
  • 複利の効果は時間があるほど大きい

・投資商品には元本割れのリスクがあります。
この記事のシミュレーションは複利計算の例を示したもので、この通り運用できることを表したものではありません。
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